クラシックカーを購入する前に知っておくべきこと
皆さんこんにちは。
このブログを読んでいる人の中には、旧車を買おうか悩んでいる人がいるかもしれません。
旧車を維持するには、結構な労力・お金・車に対する愛が必要です。
「カッコ良い!買いたい!」という熱い気持ちももちろん大事ですが、勢い余って購入すると後悔するかも…。なぜ後悔するのか、その理由を今回はお話します。
車両保険が入りにくい
車本体とは別でかかる費用は「保険」と「税金」です。その中の一つである保険ですが、クラシックカーは車両保険が入りにくいというデメリットがあります。
車両保険というのは、通常の自動車保険に付帯させる保険のこと。
車の価値は製造後時間が経つにつれて価値が次第に減っていきます。
特にクラシックカーは製造後数十年以上経っている車も多いぶん、事後後の賠償で揉めやすいリスクもあるため、多くの保険会社では査定金額がつかないことも。
なので、車両保険をどうしても入れたい!という人は、クラシックカー向けの車両保険を扱う自動車保険会社を選びましょう。
ただし、実際にそのような保険に入れる人は、年間走行距離が少ないクラシックカーを所有するユーザーという噂も。
まあ、保険会社からすると、リスクの少ない(事故の可能性が低い)人を入れたいだろうから、結局車両保険への加入はハードルが高いといえる。
税金も高い
旧車の自動車税は、ガソリン車の場合、初年度登録年月から13年経過すると約15%アップします。
その理由としては、グリーン化税制というのが大きく関係しています。
この税制度というのは、燃費性能が優れた環境負荷の小さい自動車は、環境性能に応じて税率を軽減する一方、旧車のように一定年数を経過した環境負荷が大きい自動車は税率を重くする特例措置のこと。
たしかに環境面ではあまりよくないから仕方ないっちゃ仕方ない。ただ18年経過の車はさらに税金が増額されるから、維持費も馬鹿にならないのが現状です。
古い車に対する風当たりが厳しいといわれているので、今後も増税されるとなかなか厳しい…。
パーツの確保が難しい
旧車を維持するうえでメンテナンスは欠かせないもの。ただ、クラシックカーのパーツはなかなか流通していない。
同型車両の現存数減少やメーカーの部品生産が終了すると調達が難しくなります。
流通パーツの数が少ないと、それを求める人が増えるぶん希少価値が上がり、部品代が高くなります。
もし見つかったら「運が良かった」というレベルなので、部品の調達に時間がかかることや、パーツの料金がかかる旨も踏まえたうえで、旧車を購入するのが得策だ。